経営計画・事業計画

PDCAとは

2017/07/18

PDCAとは

 

前回までの26回にわたって、経営計画の策定方法について、ひととおり説明いたしました。

回数にも表れていますが、「計画を立てる」ことはかなりのボリュームがあり、できあがるとある種の達成感に満ち溢れてしまうことが多いと思います。

 

実際、頭を使って何日もかけて作っていくと、満足してしまうのは仕方のないことかなと思います。

しかし、前回書いたように、「計画が作り終わった」=「スタート地点に立った」ということです。

 

計画どおりにまずは進めていくことが重要です。

しかし、いざ計画を進めていってもなかなか思いどおりにいかないことがしばしばです。

 

それでは、うまくいかないのならどうすればよいのでしょう?

 

【PDCAって?】

「PDCA」とか「PDCAサイクルを回す」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

 

「PDCA」とは、

・P:PLAN(計画を立てる)

・D:Do(実行する)

・C:Check(評価する)

・A:Action(対策する、改善する)

 

PLANは、和訳そのまま「計画を立てる」ことです。

前回まで書いてきたことは、まさにこの「P」に当たる部分となります。

 

Doは、「計画に基づいて実行する」です。

立てた計画に基づいてアクションプランを実施していきます。

 

Checkは、「実行したものが計画通りに進んでいるかを評価する」ことです。

計画を立てて、ただ実行しているだけではなく、その実行したことは効果があるのかないのか、そしてその原因や理由を探していき、実行したこと全体を評価していく必要があります。

 

Actは、「Checkでうまく進んでいないと評価したアクションプランや戦略を見直し、次におこなうアクションプランや戦略の方向性や目標の修正をしていきます。」

 

Actを元に、新たなPlanを作成します。

しかし、いつもいつもPlanを修正してばかりですと、1年間計画を立てているだけになりますので、基本的には「一部マイナーチェンジ」といった具合程度に修正します。

 

ただ、大幅に目標を達成できないことや、損失が出るような事態の時は大きく見直す必要も出てくることがあります。

 

 

どちらにしても、経営計画を立てて運用していくときは、必ず「P→D→C→A→P→D→C→A→P→D・・・・・・・・・」と回していかないと、計画を立てて経営する効果は期待できません

 

 

それでは、次回は「定期チェック」でいつ何をやればよいのかについて書いていきます。

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