経営計画・事業計画

過去の洗い出しを掘り下げて現状分析に活かす

2017/03/14

過去の洗い出しを掘り下げて現状分析に活かす

 

前回は、5つ(または6つ)の観点から会社や自分たちの「現在思うところ」を洗い出すことについて書いてきました。

今回は、「過去のこと」から洗い出すやり方について書いていきましょう。

 

 

実際に実施したこと、考えたこと、その結果は

5つの観点につづいて次の「過去に関する4つの枠組み」で洗い出していきましょう。

①「これまでにやったこと」と「その結果」

  ⇒うまくいったこととその成功要因または反省点

  ⇒うまくいかなかったこととその失敗要因や改善策

②「やってみようと思ったけど、やっていないこと」

  ⇒なぜやっていないのかその理由

  ⇒今ならできるか

  ⇒今後やろうとおもうか

③「やってみようと思ったけど、やらなかったこと。」

  ⇒なぜやらなかったのかその理由

  ⇒今ならできるか

  ⇒今後やろうとおもうか

④「これからやってみようと思っていること」

  ⇒なぜやりたいと思うのか?

  ⇒具体的な方策はあるのか

 

 

5つの観点と4つの枠組みから会社のおかれている環境が少し見えてきます

5つの観点と4つの枠組みから、「○○があるからうまくできた」「△△だからうまくいかなかった」「□□だからやらなかった」などがわかってくるでしょう。

この○○や△△、□□が、自分や会社が持つ資産(ヒト・モノ・カネ・情報などの経営資源)であったり、置かれている環境であったりします。

 

おそらく、このような問い方をしていけば、思い出しながら洗い出していくことができるでしょう。

この作業を元に、ある枠組みで分析していくことが現状分析となります。

 

研究者やこだわりのある方からするとかなり物足りないかもしれませんが、やったことがない方や難しそうでいやだなという方は、ここからはじめていけばよいのです。

 

4つの枠組みについても、簡単なフォーマットを添付いたしますので、試してみてはいかがでしょう。

次回は、もう少し型にはめた「現状分析」について書いていきましょう。

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