経営計画・事業計画

月次損益計画書

2017/07/04

月次損益計画書

 

ここまでP/L計画を洗い出す考え方を書いてきましたが、それをとりまとめるものをご紹介しておりませんでした。

手書きでも、Excelでも、専用のソフトでも、自分の好きな形で作っていただいて構いませんが、今回はとりまとめていくフォーマットのご紹介をさせていただきます。

 

【フォーマット】

(法人用)

【計画フォーマット】2_FY2019 財務(PL)計画月次展開(xxxx)法人用ver.1_201xxxxx

 

(個人事業主用)

【計画フォーマット】2_FY2019 財務計画月次展開(xxxx)個人事業主用ver.1_201xxxxx

 

売上、費用を意識して入力できるように、財務計画・売上詳細・費用詳細の3つのシートから構成されています。

 

【財務計画シート】

財務計画シートは集計シートになりますので、売上詳細・費用詳細それぞれを入力した段階で、合計の利益額を確認するツールとなります。

 

【売上詳細シート】

売上詳細シートについて見ていきます。

少し細かく見ていきたい場合は、事業ごとや商品区分別などに分けて集約していきます。フック・ミドル・バックエンド等の分け方でもよいです。自分で頭を整理しやすい区分で作っていきましょう。

 

また、上段に売上関連イベントという項目を作ってあります。

戦略・戦術で考えたプランをどこでやるのかを明示して、売上の発生がいつになるかを意識しましょう。

【費用詳細シート】

次に費用詳細シートについてです。

こちらは勘定科目ごとに何が費用としてかかるのか、明確にできるものはできるだけして入力していきます。

また、売上詳細シートと同じように、戦略・戦術で考えたプランを踏まえ、費用発生イベントを入れて、計画漏れがないように計上していきます。

 

【仕入が発生する業種の方は】

仕入があり在庫を抱える方は、財務計画シートの売上原価の前年度末棚卸高と当年度末棚卸高を入力して最終的な年度売上原価計画額を確定させましょう。

 

ここまでで一通り事業計画の策定ができたことになります。

が、これで終わりではありません。

 

次回は、P/L計画まで作った後に行わなければいけないことについて書いていきたいと思います。

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